会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、組織再編の「事業分離」を解説していきます。事業分離とは、ある企業を構成する事業を他の企業へ移転させることです。具体的には、事業譲渡や会社分割が該当します。
事業分離には、下記2つの概念があり会計処理が異なります。
- 移転した事業に関する投資 ⇒ 清算(手放した事業への影響力なし)
- 移転した事業に関する投資 ⇒ 継続(手放した事業への影響力あり)
なお、移転した事業に関する投資が清算されたか継続しているかの判断は、基本的に受け取る対価の種類により行います。
- 受取対価が現金のみ ⇒ 投資の清算
- 受取対価が株式のみ ⇒ ①または②
①分離先企業が子会社または関連会社となる ⇒ 投資の継続
②上記①以外 ⇒ 投資の清算
以上、次回、具体的な会計処理を解説していきます。少し複雑ですが、頑張りましょう。