ビジネス経営編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回につづき、今回も中小企業経営に役立つ「インターナル・マーケティング」について解説していきます。人材難を抱える中小企業経営に必須のコンセプトです。
〈インターナル・マーケティング思考〉
- 従業員も「顧客」である。
- 従業員が欲しい商品は「仕事」である。
- 従業員に喜んで「仕事」を買ってもらう。
- 従業員が満足して会社への「忠誠心」が高まる。
- 従業員の忠誠心が高いため「外部顧客満足への努力」を惜しまない。
以上が、インターナル・マーケティングの基本的考え方です。それでは、どのようにインターナル・マーケティングを導入すれば良いのでしょうか。それは、組織(会社)の目標とグループ(従業員)の目標を一致させることが、まずは重要です。
そのためには、トップ(経営者)によるイニシアチブが必須になりなす。トップ(経営者)が意識改革を行い明確な目標(事業計画)を立て、社内へ徹底させます。そして、従業員へ具体的なミッション(仕事)を与えます。もっとシンプルに言えば、「目標の明確化と具体的な指示」です。
さらに、従業員は顧客ですから、「オフィス空間のあり方」も重要なポイントになります。職場は、従業員が創造性を発揮し新しい価値を生み出すための空間のため経営者は、もっと「機嫌のいい職場」を作る努力をする必要があります。
中小企業に欠けている「福利厚生の充実」は、直ぐにでも始められるインターナル・マーケティングになります。福利厚生費は、税法要件を満たせば損金に算入できますので節税効果も期待できます。
保険を利用した退職金作り、従業員社宅の設置、夜食の差入れ、スポーツクラブへの入会など、合法的に節税しながら従業員への満足度を高める手段は多数あります。従業員を大切にして、外部顧客を創造するインターナル・マーケティングの考え方を是非、2020年は取り入れてみてください。