FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

中小企業の生存率について

ビジネス経営編

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

税理士事務所に勤務していると、会社(法人)の解散・清算や個人事業の廃業をご支援する機会があります。経緯は様々ですが、中小企業を取り巻く環境はアベノミクスと騒がれている昨今でも厳しい状況にあると感じます。

 

中小企業白書」のデータによると、起業10年後の生存率は約26%で経営者(社長)4人に1人しか生き残れない現実があります。何故でしょうか。

  • 1年後の生存率 ⇒ 約72%
  • 3年後の生存率 ⇒ 約50%
  • 5年後の生存率 ⇒ 約40%
  • 10年後の生存率 ⇒ 約26%

 

FPおじさんが実務の現場で感じることは、アカウンティング力(企業会計知力)の弱い経営者(社長)が非常に多いということです。会計(簿記)の勉強をしてから会社を起業する経営者(社長)は皆無に等しいと思います。

 

中小企業の場合、社長の奥様が経理(会計)を担当しているケースを散見しますが、これは非常に良い傾向です。お金にシビアな奥様が財布の紐を握っていると、浪費を防ぐことができ財務が締まります。家計管理と同じですね。

 

税理士事務所は、社長の右腕(奥様ポジション)として、今後、益々その手腕が試されると感じています。FPおじさんは、時に厳しく経営者(社長)へ苦言を呈す税理士になりたいと考えています。それが本当の優しさだと思います。

 

出典:中小企業庁ホームページ「中小企業白書

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html

 

 

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