FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

証券税制をFPが分かり易く解説‼②

所得税法実務編

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

現在、個人確定申告の真っ最中ですが、今回から「証券税制」を具体的に解説していきます。所得税の仕組みを全く知らない方は、FP3級の勉強をしてから、是非このブログで見識を深めてください。(笑)

 

証券税制は、平成25年度税制改正で大幅な改正が行われ、平成28年分の所得税から新証券税制が施行されています。その大きな目的は、「金融所得課税の一体化」にあります。具体的には、その保有と譲渡による所得に係る課税方式を「申告分離課税」選択することで、損益の通算を認めようとするものです。

 

〈課税方式の選択〉

金融所得に対する課税方式には、下記4つの方法があり、納税者が選択することができます。したがって、自身に有利な方法を選択する知識が必要です。

  • 総合課税 ⇒ 他の所得と合算して金融所得を確定申告
  • 申告分離課税 ⇒ 他の所得と分離して金融所得を確定申告
  • 源泉分離課税 ⇒ 確定申告できず源泉徴収により納税を完結
  • 申告不要 ⇒ 確定申告を選択せず源泉徴収により納税を完結

 

〈平成25年度改正3ポイント〉

  1. 申告分離課税の対象となる株式等の範囲拡大
  2. 株式等に係る譲渡所得等申告分離課税制度の改組
  3. 社債に係る課税方式の見直し(非課税から申告分離課税へ)

 

以上、内容が複雑なので少しずつ解説していきます。頭を整理しながら一歩一歩、進んでください。また、専門用語にも慣れてくださいね。

 

出典:国税庁ホームページ

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/jouto312.htm

 

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