ビジネス経営編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、アフター・コロナの世界を生き残るために、京セラの稲盛会長様が考案された最強、かつ不変の経営術「アメーバ経営」を学ぶ特別講義の第18回です。なお、参考図書として、日経ビジネス人文庫「アメーバ経営(稲盛和夫著)」をご準備ください。
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〈第2章(経営には哲学が欠かせない)〉
- アメーバー間の値決め(公正・公平な判断が求められる)
製造業の場合、工程ごとにアメーバ組織をつくれば、アメーバ間で仕掛品を売買できるようになる。その場合、当然、売値が必要となるので、アメーバ間の売値を設定しなければならない。各工程の売値を設定するには、まず、お客様に売る最終的な売値からさかのぼっていく必要がある。
最終的な売値からさかのぼって、各工程の値段を決めるのだが、ある製品の売値が決まると、その商品をつくるのに必要な各工程でだいたい同じぐらいの「時間当り」が出せるようにアメーバ間の売値を決めるのが原則となる。
アメーバ間の値決めは、各アメーバの仕事をよくわかっている経営トップが、そのアメーバにかかる経費や労力を社会的な常識から正しく評価し、それに見合う売値を公平に決めるべきものである。つまり、アメーバ間の売買価格を判断する人がつねに公正、公平であり、みんなを説得するだけの見識を持ち合わせなければならないのである。
〈FPおじさんインプレッション〉
今回の内容は、製造業にフォーカスされますが、「アメーバ間で仕掛品を売買する。」ことで、アメーバリーダーに経営者意識を持たせるという発想に驚かされます。日本の製造メーカだけではなく、外資系の製造メーカーでも同様のビジネスモデルを採用している企業(会社)は少ないと思います。
ましてや、中小零細企業では全くの皆無であると言っても過言ではありません。確かに同族会社(家族経営)の場合、一人で何役もこなしますので、必要のないお話かもしれませんが、コスト競争の激しい製造業において、「売上を最大に経費を最小に」する手段として、自社にフィードバックできることがあると思います。
さらには、経営トップが、自社の細部にわたる経費や労力を把握し、かつ社会的な常識から正しく評価できることが重要ですが、現場に丸投げしている経営者(社長)の方が多いのも現実です。経営者(社長)は常に学び続け、みんなを説得するだけの見識を持ち合わせなければなりません。
以上、多忙な中小零細企業の社長様も多いかとお察しいたしますが、毎日5分、FPおじさんのブログ特別講義で学んでいただければ幸いに存じます。無料ですよ!(笑)
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