FP実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
世界の株価が乱高下しています。世界の中央銀行(FRB・BOJ・ECB)が無制限金融緩和を行い、コロナ不況の株高(バブル)が世界で発生(スタグフレーション)しています。「赤信号みんなで渡れば怖くない。」の状態ですが、バブルは必ず弾けます。
SQとは、「Special Quotation」の略で、「特別清算指数」と呼ばれる株価指数先物や上場株価指数オプションの清算に使われる値のことです。株価指数先物の清算は3月、6月、9月、12月の第2金曜日と決まっており、それらの応答日にSQが算出されるので、その日は「メジャーSQ」と呼ばれています。
一方、上場株価指数オプションは毎月清算されるのですが、これも各月の第2金曜日です。メジャーSQ以外の年8回のSQ算出日は、取引量が多い株価指数先物の清算がないオプションだけのSQということで「マイナーSQ」と呼ばれています。
実は明日(7/10)、上場株価指数オプションの清算日(マイナーSQ)を迎えます。外資系証券会社がオプション取引により利ザヤを抜くため、日経平均株価を先物取引や現物取引を使って株価操作しています。
一応、合法的な株価操作ではありますが、証券会社以外が行うと法律で罰せられるということになっており、金融業界の闇の部分ではあります。明日は、そのオプション取引を清算する日になりますので、SQ日を過ぎると大きく株価が反転する可能性があります。
今週、日経平均株価は新型コロナウィルスの影響が実体経済に与える影響を無視して、上昇しました。NT倍率(日経平均株価/TOPIX)は大きく上昇し、日経平均株価だけが、株価操作により吊り上げられています。
上記は、米国株にも同様の株価操作が行われています。S&P500指数を対象とするオプション取引で、コールに対するプットの需要の強さを表す「ブラックスワン指数」は、歴史的な高値を付けており急落を予兆させています。
また、金・銀・銅・白金などの商品価格が史上最高値を目指しており、リスク回避資金は確実に株式市場から逃避している中、不自然に株価だけが高値を目指しています。株価がどうなるかは神様しか分かりませんが、個人投資家の皆さんはキャッシュ(現金)ポジションを高め万が一に備えてください。
〈注意〉
上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。