ビジネス経営編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、アフター・コロナの世界を生き残るために、京セラの稲盛会長様が考案された最強、かつ不変の経営術「アメーバ経営」を学ぶ特別講義の第21回です。なお、参考図書として、日経ビジネス人文庫「アメーバ経営(稲盛和夫著)」をご準備ください。
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〈第2章(経営には哲学が欠かせない)〉
- リーダーには経営哲学が必要(嘘を言うな、人を騙すな、正直であれ)
不祥事を起こした経営者に「嘘を言うな、人を騙すな。」と説いたら、おそらくみんなが、「そんなことは百も承知だ。」と答えるだろう。だが、知っていることとやれることは別である。頭で知っていることが、実は血肉化されていないため、いざとなれば簡単に人を騙してしまうのである。
「才子、才に溺れる。」という言葉があるように、優秀な人材が才覚の使い方を誤ると、とんでもない問題を引き起こす。才覚のない人なら、そんな不祥事すら思いつかないだろうが、なまじ才覚があるため、不正を思いつくのだ。
商売には才覚が欠かせないのだが、才覚のある人ほど、それにふさわしい人格を伴っていなかったら、とんでもないことをしでかす。経営トップが自分の欲望に負けて、信じられないような不正をおこなった例は後を絶たない。
商才のある人間は、才覚がある分、エゴが出やすい。人間の才覚を動かすものは本来その人が持っている人格なのだから、エゴを抑えようとすれば、われわれは才覚を動かすもとである人格を高めなければならない。それも、レベルの高い人格を云々する前に、プリミティブな倫理観をまず確立する必要がある。
〈FPおじさんインプレッション〉
昨今、大企業が虚偽の報告をするなどの不正や、会社業績を実態よりよく見せようとする粉飾決算がおこなわれるなど不祥事が相次いでいます。
また、真実をありのままに報告すれば不利益を被るので、データを改ざんして報告しようとか、不正を働いてごまかそうとか、経営における倫理を守ろうとしない会社が数多く存在しています。
私たちは、父母から「嘘を言うな、人を騙すな、正直であれ。」と必ず言われて成長したはずです。にも関わらず大人になると、自分の保身(エゴ)から自己中心的な行動をとってしまう傾向があります。
FPおじさんは大学の課外FP講座講師を務めていた頃、大学生の諸君へ、社会人として最も必要で大切にしなければならないものは、「信用(クレジット)」だと熱く語ってきました。信用を築き上げるには長い年月を必要としますが、逆に失うのは一瞬です。
私たちは、産み育ててくれた父母の教えを常に胸に刻み、自分と向き合い「人間として何が正しいのか。」を日々自問自答しなければなりません。それを教えてくれた、京セラの稲盛会長様は、FPおじさんにとって心の支え(神)なのです。
以上、多忙な中小零細企業の社長様も多いかとお察しいたしますが、毎日5分、FPおじさんのブログ特別講義で学んでいただければ幸いに存じます。無料ですよ!(笑)
https://www.kccs.co.jp/consulting/service/amoeba/about/