FP実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
2020年8月28日(金)午後5時、「安倍総理(首相)」が持病悪化により辞任を表明されました。前回につづき、今回も「アフタアベノミクス」の日本株マクロ投資戦略について、解説していきます。
〈3本の矢(アベノミクス)〉
- 第1の矢 ⇒ 大胆な金融政策(デフレマインドの払拭)
- 第2の矢 ⇒ 機動的な財政政策(政府主導による需要創出)
- 第3の矢 ⇒ 民間投資を喚起する成長戦略(規制緩和)
出典:首相官邸ホームページ
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/seichosenryaku/sanbonnoya.html
〈第1の矢(大胆な金融政策)〉
前回、解説しましたが、現在の「株高」は必ずしも日本の実体経済を反映しているものではなく、アベノミクスの「量的緩和策」という大胆な金融政策により株価操作で「作られた株価」であることを理解してください。
禁じ手と言われている日本銀行(BOJ)による「日本株(ETF)購入」により、日本株を徹底的に買い支え、かつGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を利用して、公的年金保険料で日本株を買いまくりました。株式市場には、「5頭のクジラ」が泳いでいると言われています。
〈株式市場を泳ぐ5頭のクジラ〉
- BOJ(日本銀行)
- GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
- 3共済年金(国家公務員共済、地方公務員共済、私立学校共済)
- ゆうちょ銀行
- かんぽ生命
2012年12月に安倍政権が発足以来、5頭のクジラは日本株(魚)を食べまくり日経平均株価を3倍(8,000円⇒24,000円)も吊り上げました。株高は経済効果を生みますので、悪いことではありません。ただ、実体経済が伴わず日本のGDPは全く増えていません。
ここで皆さんに質問です。5頭のクジラが食べた日本株(魚)は、将来、どうなるのでしょうか?そうです。「いつかは売却(吐き出す)」されるのです。5頭のクジラが食べた日本株(魚)は、絶望的なレベルで半端ない株数(量)です。
高齢社会が加速する日本において、上記、GPIFと3共済年金の2頭のクジラが日本株を売却すれば、日本株の下落は誰が見ても明らかであり、かつ新型コロナウィルスにより傷んだ日本経済下において外国人投資家が日本株を手放せば、「大暴落」の可能性は否定できないと考えてください。(あくまでも私論です。)
以上、次回も「アフタアベノミクス」を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。このブログを見て、FPおじさんに賛同していただける同志の方は、是非、TwitterをフォローしてDM(ダイレクトメール)をください。
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〈注意〉
上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。