ビジネスキャリア編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、日本全国で半沢直樹と同様に熱いマインドを持って会社で戦っている諸君(同志)へエールを贈る特別講義の第15回です。今回で最終回です。最後までのご愛読、感謝申し上げます。東レ研究所の佐々木常夫社長様(当時)が執筆された「会社で生きることを決めた君へ(PHPビジネス文庫)」をご準備ください。
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〈第5章 自分を高める〉
いくら自分にとって価値のある良書を読んだとしても、読んだだけで終わらせてしまったら何の意味もありません。人は、知識を頭の中に得ただけでは成長しません。
たとえば、あなたが本田宗一郎さんの本を読んで感銘を受けたとします。しかし、感銘を受けただけでは、自分の生き方は何も変わりません。読書と実践が結びついている人は、読んだ本の数そのものは少なくても、一冊の本を徹底的に読み込みます。
西郷隆盛は、遠島に流罪に処せられていた時期に、佐藤一斎の「言志四緑」を読み込み、その思想を自分の血肉にしていきました。「言志四緑」は佐藤一斎が己の朱子学の思想を1133条にまとめたものですが、西郷はその中から101条だけを選んで持っていき、暗唱できるほどに繰り返し読んだのです。
大切なのは、読んだ本の冊数ではなく、読んだ本をどれだけ自分の生き方に結びつけられたか、ということなのです。
〈FPおじさんインプレッション〉
FPおじさんは、幼少期から父親に「本を読みなさい。」といつも言われて育ちました。父親は休みの日にいつも本ばかり読んで全く遊んでくれないため、友達が羨ましかった記憶が今でも残っています。
そんなFPおじさんですが、今は父親の言いたかったことが深く理解できて感謝しています。ただ、何故、本を読まなければならないのか明確な理由を教えて欲しかったと思います。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。」という格言が、FPおじさんは大好きです。本を読まなければならない理由は、ズバリ「歴史(先輩)に学ぶため」です。歴史は、人生を切り拓くための羅針盤だと思います。
愚かな人(愚者)は同じ過ちを繰り返し、その過ちが致命傷になり立ち直れないこともありますが、人生は一度しかありません。後悔のない人生を送るためには、先輩の失敗に学ばせていただくことが賢明です。
さらに、その先輩の教えを血肉化しなければ、何の意味もありません。何故、お坊さんは、毎日お経を唱えるのでしょうか。それは、心の奥底(潜在意識)までその教えを落とし込むためです。
本を読めば、「考え方が変わり、習慣が変わり、生き方が変わり、そして人生が変わります。」これは、京セラ稲盛名誉会長様からの神言です。皆さんの益々のご多幸を心より祈念しております。それでは、良い年をお迎えください。(合掌)
出典:会社で生きることを決めた君へ(佐々木常夫著)
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