FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

【入門】歯科医院経営コンサルティング③

歯科経営実務編

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

今回は、歯科医業経営コンサルティング講義の第2回目になります。なお、益社団法人日本医業経営コンサルタント協会様のテキストを参考にさせていただき、ポイントを整理していきたいと考えております。

 

〈歯科医院コンサルティングマニュアル(中級編)〉

https://books.rakuten.co.jp/rb/16257464/?l-id=search-c-item-img-01

 

〈第1章 歯科医院経営の現状と展望〉~第1節 現状と問題点~

 「虫歯」のことを専門用語で「う蝕(しょく)」と言います。また、「カリエス」とも呼ばれ、FPおじさんも子供の頃、歯科医の先生が「C0~C4」までを読み上げて治療してもらった思い出があります。

 

昨今、歯ブラシや歯磨き粉の進化もあり虫歯治療や、それに随伴して起こる「歯髄炎」や「歯根膜炎」が減少する傾向にあります。一方、「歯周炎」が45歳から69歳において増加傾向にあり、特に70歳以上では最も多い治療原因になっているそうです。

 

また、欠損補綴(ほてつ)の入れ歯ブリッジ治療、またはインプラント治療など顧客(患者)ニーズに合わせた治療を提供できるようにポートフォリオ経営が求められています。

 

したがって、従来のような歯の形態を回復する「治療中心型」から、口腔機能の維持・回復を中心とする「治療・管理・連携型」へのシフトが歯科医院経営の戦略ドメインになってきています。

 

ところで、日本歯科医師会が平成20年に調査公表した「歯科医師医業経営実態調査の集計と分析」という興味深いレポートがあります。経営について困難を感じていることは何ですか?というアンケートの回答です。

  1. 保険診療点数の不採算
  2. 材料費用の高騰
  3. 従業員の雇用・人事問題
  4. 他診療所との競合・競争
  5. 人件費の上昇
  6. その他(借入金税務対策

 

上記から分かることは、歯科医としてのプロフェッショナル(専門職)な側面の困難性ではなく、経営者としての側面に困難性を感じているという事実です。管理会計、人事管理、マーケティングなど経営課題は山積しています。

 

この経営課題に対してアドバイスをくれるのが、税理士の先生やプロのコンサルタントですが、歯科医業に特化した専門家へ相談するのがベターだと思います。信頼できるパートナーを見つけることで飛躍的に経営が改善します。

 

以上、新型コロナウイルス一日も早い収束を心から祈念しながら、気合を入れてブログ講義していきたいと思います。皆さんも全集中水の呼吸でブログを読んでくださいね。(合掌)

  

出典:歯科医院コンサルティングマニュアル(中級編)  

f:id:FP1nakagawa:20210702143456j:plain