歯科経営実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、歯科医業経営コンサルティング講義の第12回目になります。なお、公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会様のテキストを参考にさせていただき、ポイントを整理していきたいと考えております。
〈歯科医院コンサルティングマニュアル(中級編)〉
https://books.rakuten.co.jp/rb/16257464/?l-id=search-c-item-img-01
〈第2章 歯科医院の開業支援〉~第5節 マーケティング戦略~
戦国時代に突入している歯科経営において、初診患者を集めるためのマーケティング戦略は非常に重要です。初診患者の心を掴むコンセプトは、「頼れる・優しい・痛くない」と言われています。
釈迦に説法ですが、患者は技術力が確かで治療費が安く、かつ信頼できる歯科医院を探しています。歯科医師であれば誰もが理解していることですが、患者に伝わらなければ「絵に描いた餅」になります。
言うまでもありませんが、広告宣伝手段としては「ホームページ」と「看板」が最重要となります。ご存知の方も多いかと思いますが、歯科医院の広告宣伝は医療法の広告規制を受けますので厚生労働省のガイドラインに準拠しておく必要があります。
なお、歯科医院のホームページ制作には、医療機関に特化した業者を選ぶのがポイントになります。歯科医療は特殊なため専門的な知識を持つ業者がマストになりますが、開業時は制作費40万円以下、SEO対策費を含む月額管理費2万円以下が目安です。
ちなみに、PC画面で閲覧した場合とスマートフォンで閲覧した場合に自動的に見やすくコンバージョンしてくれる「レスポンシブウェブサイト」による制作が不可欠となります。スマートフォンからのネット予約にも対応できればベストです。
ところで、患者満足度を上げるために歯科医院に「本質機能」と「表層機能」を設計する必要があります。医院のブランディングには必須の機能設計です。
- 本質機能 ⇒ 患者が利用することで当たり前に得られる機能
- 表層機能 ⇒ 本質機能の質をさらに向上させるために付与される機能
しっかりとした治療技術に加え滅菌消毒を徹底するなどで本質機能を高めて、何か一つでも表層機能を高めておくと患者満足度が向上してきます。例えば、子供用のガチャガチャ、高齢者用マッサージチェア、おいしい水などが定番です。
以上、新型コロナウイルスの一日も早い収束を心から祈念しながら、気合を入れてブログ講義していきたいと思います。皆さんも全集中水の呼吸でブログを読んでくださいね。(合掌)
出典:歯科医院コンサルティングマニュアル(中級編)