FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

【入門】歯科医院経営コンサルティング㉑

歯科経営実務編

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

今回は、歯科医業経営コンサルティング講義の第20回目になります。なお、益社団法人日本医業経営コンサルタント協会様のテキストを参考にさせていただき、ポイントを整理していきたいと考えております。

 

〈歯科医院コンサルティングマニュアル(中級編)〉

https://books.rakuten.co.jp/rb/16257464/?l-id=search-c-item-img-01

 

〈第4章 歯科医院の人事・労務管理〉~第2節 人事評価の導入~

歯科医院のような小さな組織において、人事評価を導入しているところは非常に少ないのが現状です。一方で、大手の経営コンサルティング会社が歯科医院へ人事評価の導入を進めています。

 

歯科衛生士が不足しており、求人倍率が首都圏で20倍に跳ね上がっているとの情報もあります。魅力ある職場作りを積極的に行い離職率を抑えることが非常に重要になってきています。

 

公平な人事評価を行い賃金制度と合わせて従業員のモチベーションを上げることこそが、現場改善の源泉であると言えます。以前、紹介した「QCサークル運動」が活発な企業では、必ず魅力的な人事・労務管理が行われています。

〈人事評価の三原則〉

  1. 評価の透明性 ⇒ 評価項目や基準の公開など
  2. 評価の公平性 ⇒ 評価者訓練や多面的評価など
  3. 評価の納得性 ⇒ 上司との面接による評価を実施

 

FPおじさんも大手専門学校の教員時代、35歳から45歳までの10年間教務部管理職として事業計画の立案や人事・労務管理に携わりました。人事評価は奥が深く、上司と部下との関係を良くも悪くもします。

 

少人数の歯科医院では、人事評価が「諸刃の剣」になってしまうリスクを十分に理解して慎重に導入を検討してください。職場の雰囲気を悪くしては意味がありませんので、評価する側の医院長先生もしっかりと考課者研修を受けることをお勧めします。

 

今すぐ導入を考えていない医院長先生もこの機会に社会保険労務士の先生や人事コンサルタントへ相談してみてはいかがでしょうか。従業員が「金のなる木」として活躍してくれることで医院長先生も楽になることは間違いありません。

 

以上、新型コロナウイルス一日も早い収束を心から祈念しながら、気合を入れてブログ講義していきたいと思います。皆さんも全集中水の呼吸でブログを読んでくださいね。(合掌)

  

出典:歯科医院コンサルティングマニュアル(中級編)  

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