FP実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
日本では、やっと新型コロナウィルス感染症が落ち着きを見せ始めました。ただ、これから寒くなりますので皆さん油断せず感染症対策を行ってくださいね。FPおじさんも引き続きリスク管理を徹底して仕事に向き合います。
さて、世界的規模で「インフレーション(物価上昇)」が顕著になって来ました。新型コロナウィルスのパンデミックに伴う「人・物・金」の停滞や、各国の中央銀行が行う大規模な金融緩和により国民生活にも影響が出る可能性が高まっています。
特に米国におけるインフレは「異常値」であり、米国景気に悪影響を与え企業業績を打撃して収益を悪化させて来ており、米国の大手銀行であるバンク・オブ・アメリカ(BOA)は、いち早く警告を鳴らしています。
米国消費者物価指数(CPI)は、ここ数ヵ月連続で「5%」を超えており他の先進国と比較すると突出しています。米国連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、「一過性」であると主張して来ましたが明らかにミス・リードです。
11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で金融引締め(テーパリング)の具体的プランを発表すると言っていますが手遅れだと思います。今後、不景気の物価上昇(スタグフレーション)が進みコントロール不能に陥るリスクがあります。
現在、米国債10年物金利が「1.6%」ですが、インフレ率「5%」との開きがありどちらかが間違っています。FPおじさんは、早晩、米国債10年物金利は「2%」を超えて行くと考えています。
釈迦に説法ですが、金利の上昇は株価にはマイナス(ネガティブ)であり史上最高値付近で高止まりしている米国株式市場には違和感を感じています。10月に入り若干下落していますが、これは中国恒大集団の問題や米国債務上限の問題が影響しているに過ぎません。
今後、最も注意しなければならない問題はインフレに伴う「金利上昇」であり、しかも急激なインフレ(ハイパーインフレ)です。皆さんは、ベネズエラのハイパーインフレをご存知でしょうか。
詳細な解説は省略しますが、ハイパーインフレによりベネズエラは地獄と化して大変な事態に陥っています。米国FRBが行った狂った金融緩和は今後、大きな問題に発展する可能性があり、米国株式市場が大暴落するリスクが高まっています。
歴史は繰り返すと言いますが、1929年の世界大恐慌にならないことを心から祈ります。ただ、投資は自己責任であり誰も救ってくれませんので、リスク管理を徹底して大切なお金(人生)を失わないように注意してください。(合掌)
出典:Bloombregホームページ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-19/QTBYXFT0AFB501
〈注意〉
上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。