FP実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は続報として、個人投資家に人気の海運株について来年3月決算の見通しが出揃いましたので、FPおじさんの見解を書きたいと思います。最終のご判断は、自己責任で宜しくお願いいたします。(合掌)
〈海運株3社株価 11/5(金)終値〉
- 日本郵船 ⇒ 年初来高値11,300円から34.0%下落(7,450円)※信用倍率6.93倍
- 商船三井 ⇒ 年初来高値10,060円から33.5%下落(6,680円)※信用倍率10.1倍
- 川崎汽船 ⇒ 年初来高値 8,770円から44.6%下落(4,855円)※信用倍率6.06倍
前回のブログ(10/2)で、海運株は「売り(セル)」推奨させていただきました。落ちるナイフに手を出してはいけないとの警告でしたが、予想通りの結果になりました。決算見通しは悪くありませんでしたが、配当予想が期待に届かず失望売りを浴びました。
【予想的中】海運株暴落にみる強欲(グリード)の末路 - FP1級おじさんの日記
さて、今後の海運株の株価動向ですが、引き続き「売り(セル)」スタンスが賢明だと思います。大きなバブル相場が崩れた場合、その回復には長い年月を要します。分かり易い例としては日経平均株価のバブル崩壊ですが、1989年12月に弾け約30年後の現在でも未だ回復していません。
最後に、個別株(銘柄)を売買する際に気を付けるワンポイントをアドバイスさせていただきます。信用取引をされている方はご存知かと思いますが、株価の上昇や下落には「信用倍率」が大きく影響しています。
「信用買残」と「信用売残」の需給バランスを見る指標が信用倍率になります。海運株3社の場合、大きく株価が下落しているにもかかわらず「信用買残」が大きく残っています。
今後、株価下落により「信用買い」のポジションが強制決済されれば、ポジション解消に伴い更なる株価下落要因になります。そのため、信用倍率が低下して「信用買残」が減少するまで様子見が賢明だと思います。
なお、繰り返し警告しますが、投資系YouTuberの情報を鵜吞みにせず精査して慎重に判断してください。昨今、素人に近い輩(やから)が稚拙な知識で解説する動画が横行していますので、くれぐれも注意してください。(合掌)
出典:株価チャート(Yahoo ファイナンス)
〈日本郵船〉
https://finance.yahoo.co.jp/quote/9101.T/chart
〈川崎汽船〉
https://finance.yahoo.co.jp/quote/9107.T/chart
〈商船三井〉
https://finance.yahoo.co.jp/quote/9104.T/chart
〈注意〉
上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。