FP実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
世界同時株安が止まらず、今後の株価動向に関するご相談が急増しています。一方、FPおじさんの顧客様は暴落直前に警告させていただきましたので無傷で済みました。リスクを取れる方には、株式先物とオプションでヘッジ取引(ショート)をお勧めいたしました。【予想的中】世界同時株安にみる強欲(グリード)の末路 - FP1級おじさんの日記
さて、週末金曜日夜に11月の米国雇用統計が発表になりました。非農業部門雇用者数が前月比21万人増(予想55万人増)となり市場予測を大幅に下回りました。一方、11月の失業率は4.2%となり、10月の失業率4.6%から改善しました。
これまでは、米国雇用統計が予想を下回った場合、米国FRB(連邦準備制度理事会)の金融緩和期待から米国株が爆上げしていましたが、すでに再任されたジェローム・パウエル議長が金融緩和縮小(テーパリング)の早期実施とFF金利レート引き上げ前倒しを発表(タカ派発言)していましたので、株価の上昇は限定的でした。
それでは、今後の米国株式市場はどうなるのでしょうか。米国株式が風邪を引けば、日本株式も同様に風邪を引きます。とくに日本株は「ナスダック指数」や「S&P指数」との連動性が高いため両者の指数の動きには要注意です。
週末金曜日の米国株式市場は、「ナスダック指数」が何と2.8%も急落して引けています。さらには、「S&P指数」のオプション取引の値動きを指数化した「VIX(Volatility Index)指数」が30レベルを超えてきました。
VIX指数は、一般的に数値が高いほど投資家心理が弱く先行きに不安を感じているとされています。とくに30レベルを超えるとS&P指数の急落に注意が必要となります。週末金曜日の終値ベースのVIX指数は30.67レベルになります。
最後に、このブログ記事を書いている現時点においてビットコインなどの「仮想通貨」が全面安になっています。完全にリスクオフモードに入っていますので週明けの日本株式市場も非常に不安定な値動きになる可能性に注意してください。
出典:Bloombergホームページ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-03/R3JKAZDWRGG001
〈注意〉
上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。