啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回から、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈初編〉学問には目的がある「人権の平等と学問の意義」※中略
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。」と言われている。しかし、この人間の世界を見渡してみると、賢い人も愚かな人もいる。貧しい人も金持ちもいる。
また、社会的地位の高い人も、低い人もいる。こうした雲泥の差と呼ぶべき違いは、どうしてできるのだろうか。その理由は、はっきりしている。「実語教」という本の中に、「人は学ばなければ智はない。智のないものは愚かな人である。」と書かれている。
西洋のことわざにも、「天は富貴を人に与えるのではなく、人の働きに与える。」という言葉がある。つまり、人は生まれたときには、貴賤や貧富の区別はない。ただ、しっかり学問をして物事をよく知っている者は、社会的地位が高く、豊かな人になり、学ばない人は貧乏で地位の低い人となる。
〈FPおじさんインプレッション〉
「学問のすすめ」の冒頭のフレーズ「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。」は非常に有名で誰もが知っていますが、その後の逆説的な説明を知っている人は意外と少ないと思います。
「貧富の差」や「社会的地位の差」は例外なく存在しており、その理由は、「はっきりしている」と断言しています。その差は「学問をする者か。しない者か。」であり生まれたときには差がないとしています。
学生時代に両親から「勉強しなさい」と怒鳴られた人は多いと思いますが、その忠告に従って素直に勉強した人と勉強しなかった人とでは、その後の人生に「格差」が生じていると思います。
大半の大人達は、「学生時代にもっと勉強しておけばよかった。」と人生の後半になって大きな後悔をしています。人生は一回限りであり、悔いのない人生を送るためには、高い志を掲げ、常に学び続ける姿勢が必要であると思います。
FPおじさんは、51歳という年齢で難関資格「税理士」にチャレンジしています。チャレンジに年齢は関係ないと思います。正直、辛いこともありますが、絶対に諦めず歯を食いしばって前を向き進みたいと思います。(合掌)
出典:現代語訳 学問のすすめ
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