FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

【人生の教科書】「学問のすすめ」から学ぶ実学②

啓蒙思想

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された学問のすすめちくま新書」をご準備ください。

 

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〈初編〉学問には目的がある「役に立つ学問とは何か」※中略

ここでいう学問とはいうのは、ただ難しい字を知って、わかりにくい昔の文章を読み、また和歌を楽しみ、を作る、といったような世の中での実用性のない学問を言っているのではない。

 

いま、このような実用性のない学問はとりあえず後回しにし、一生懸命にやるべきことは、普通の生活に役立つ実学である。たとえば、いろは四十七文字を習って、手紙帳簿の付け方そろばんの稽古や天秤の取り扱い方などを身につけることをはじめとして、学ぶべきことは非常に多い。

 

それぞれの学問では事実を押さえて、物事の物質を客観的に見極め物事の道理をつかまえて、いま現在必要な目的を達成すべきである。こういった学問は、人間にとって当たり前の実学であり、身分の上下なく、みなが身につけるべきである。そのようにしてこそ、それぞれの家業を営んで個人的に独立し、国家も独立することができるだろう。

 

〈FPおじさんインプレッション〉

FPおじさんは、高校生の時に「学問のすすめ」と運命的な出会いを果たし「複式簿記」の勉強を始めました。ご存知の方も多いかと思いますが、複式簿記日本で初めて紹介したのは福澤諭吉先生です。

 

時代背景もありますが、福澤諭吉先生がすすめている学問は、「普通の生活に役立つ実学」であり、FPおじさんが考える実学とは、ズバリ「簿記ブック・キーピング」と「FPファイナンシャル・プランニング」です。

 

コーポレートファイナンス」と「パーソナルファイナンス」は、車輪と同じで

仕事(オン)」と「私生活(オフ)」の両者が充実しなければ、「幸せな人生」は送れないと思います。

 

事実を押さえて客観的に見極め物事の道理をつかまえる」ためには、「生きるための智慧」を身につけることが必要であり、その智慧こそが「実学生きるための学問)」であることを皆さんと情報共有できれば嬉しい限りです。(合掌)

 

出典:現代語訳 学問のすすめ

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