啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈第2編〉人間の権理とは何か「政府とわたりあえる人民となれ」※中略
ひとたび国の法律と定まったことは、個人のために不便があったとしても、正式な改正の手順を踏まずには、これを変えることはできない。気をつけてこの法律を守るべきでる。これは人民の責任である。
しかし、学問がなく、物の道理を知らず、食って寝るしか芸がない人間がいる。いわゆる、恥も法も知らないバカ者である。このようなバカ者は、とても道理をもっては扱えない。
ある国の暴力的な政治というのは、暴君やとんでもない官僚のせいばかりではない。その大元は、国民の無知が原因であって、自ら招いたわざわいとも言える。
だから、人民がもし暴力的な政治を避けようとするのならば、いますぐ学問を志して、自分の才能や人間性を高め、政府と同等の地位にのぼるようにしなければならない。これが、私のすすめる「学問の目的」である。
〈FPおじさんインプレッション〉
流行り病の影響に伴い、社会秩序が乱れ、大小の違いはあれ様々な「事件・事故」が発生しており、FPおじさんは心を痛めております。その度に「法律を守れ」という福澤諭吉先生の啓司を思い出します。
福澤諭吉先生は、「学問がなく、物の道理を知らず、食って寝るしか芸がない人間がいる。」と直言されており、学問を志さなければ、物の道理(社会的使命)が分からず、バカ者になると一刀両断しています。
SNSが普及する現代において、このような主張を行えば、「大炎上」する可能性(リスク)はありますが、今こそ原点に回帰して「学問を志し」「物の道理を知り」「法律を遵守する」人間になるべきではないでしょうか。
FPおじさんは、「税理士」を目指して日々研鑽しておりますが、福澤諭吉先生の教えを胸に刻み「租税法律主義」を遵守した法律家になります。そして、政府と対等にわたりあえる日本国民になろうと思います。
出典:現代語訳 学問のすすめ
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