啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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独立とは、自分の身を自分で支配して、他人に依存する心がないことを言う。自分自身で物事の正しい正しくないを判断して、間違いのない対応ができるものは、他人の知恵に頼らず独立していると言える。
自分自身で、頭や体を使って働いて生計を立てているものは、他人の財産に依存せず独立していると言える。人々にこの独立の気持ちがなく、ただ他人に頼ろうとだけしていると、全国民がみな、人に頼るばかりでそれを引き受ける人がいなくなってしまう。
そもそもこの国の人民は、主人と客の二種類に分かれているのだ。もちろん、国家の政治を運営するのは政府で、その支配を受けるのは人民なのだが、これはただ便宜的にそれぞれの持ち場を分けているだけの話である。
〈FPおじさんインプレッション〉
福澤諭吉先生は、「学問を志し」「物の道理を知り」「法律を遵守する」人間になることで「独立した個人」になることができると明確に示しておられます。一点の曇りもないブレのない啓司は、FPおじさんの生きる指針(羅針盤)になっています。
税理士法人に勤務していると、社長様や理事長先生といった「経営者(主人)」とお付き合いする機会が多く、他人に依存せず独立した志は「サラリーマンや公務員(客)」とは全く世界(視点)を異にしていると感じます。
昨今、流行り病により会社が倒産したり会社をリストラされた労働者(客)のことばかりがフォーカスされたニュースを散見しますが、他人に依存せずリスクを覚悟して会社や病院などを経営している方(主人)はその何倍も苦労していると思います。
国に頼らず、会社に頼らず、親に頼らず「個人として独立」するためには、「学問を志す」しか道はなく、厳しい経済環境下で生き残れる唯一無二の教えであると考えますが、皆さんはどう考えますか?
出典:現代語訳 学問のすすめ
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