啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈第9編〉よりレベルの高い学問「現在はまさにチャンス」※中略
むかしから能力のある人間には、心身を労して世の中のために事をなす者が少なくなかった。いまこうした人物の心中を想像するに、彼らが衣食住が豊かなこと程度で満足する者には到底思えない。社会的な義務を重んじて、高い理想を持っていただろう。
いまの学生は、これらの人物より文明の遺産を受けて、まさしく進歩の最前線にいるのだから、その進むところに限界を作ってはいけない。いまより数十年後、後の文明の世では、いまわれわれが古人を尊敬するように、そのときの人たちがわれわれの恩恵を感謝するようになっていなくてはならない。
要するに、われわれの仕事というのは、今日この世の中にいて、われわれの生きた証を残して、これを長く後世の子孫に伝えることにある。これは重大な任務である。事をなすには、時勢に合う、合わないがある。時を得なければ能力のある人間でもその力を発揮することはできない。そういう例は古今少なくないのだ。
〈FPおじさんインプレッション〉
「われわれの仕事というのは、今日この世の中にいて、われわれの生きた証を残して、これを長く後世の子孫に伝えることにある。これは重大な任務である。」この福澤諭吉先生からの教えがFPおじさんの「人生のミッション」になっています。
大学4回生の時、税理士事務所に就職して税理士になるか、大原学園(資格の大原グループ)に就職して黎明期のFP(ファイナンシャル・プランナー)の普及に貢献するか心底悩みました。その際、FPおじさんは「生きた証」を残したいと思いました。そして、「3・2級FP技能検定テキスト・問題集」を仲間と執筆しました。
FPおじさんは現在52歳ですが、私の生きた証として著書を残しました。現在、皆さんは、生きた証として何が残せますか?自問自答して、見当たらない方は今からでも遅くないと思いますので余生でチャレンジしてみてください。
出典:現代語訳 学問のすすめ
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