FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

【人生の教科書】「学問のすすめ」から学ぶ実学㉑

啓蒙思想

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された学問のすすめちくま新書」をご準備ください。

 

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〈第10編〉学問にかかる期待「外国人と競うことこそが学問の目的」※中略

いま学問をする者は何を目的として学問をしているのだろう。「何者にも束縛されない独立」をという大義を求め、自由自主の権理を回復、というのが目的だろう。さて、「自由独立」というときには、その中にすでに義務の考えが入っていなければいけない。

 

独立とは、一軒の家に住んで、他人に衣食を頼らないというだけのことではない。それはただ「内での義務」というだけのことだ。なお、一歩進んで「外での義務」について考えなければならない。

 

これは、日本国にあって日本人の名をはずかしめず、国中の人と共に力を尽くして、この日本国をして自由独立の地位を得させて、はじめて内外共に義務を果たしたと言えるのだ。したがって、一軒の家の中でただ生活しているという者は、独立した一家の主人とは言えても、独立した日本人とは言えない。

 

〈FPおじさんインプレッション〉

何者にも束縛されない独立」をという大義を求め、自由自主の権理を回復、というのが目的で学問をしているという福澤諭吉先生の教えは非常に分かりやすいと思います。幼少期から塾に通い日々学問をしている者遊び惚けている者の末路は決まっている。

 

また、独立には2つの側面があり、「内での独立」と「外での独立」である。この2つの独立を果たしたときに、初めて日本人としての義務を果たしたことになり外国人と競うことができるようになるのである。

 

出典:現代語訳 学問のすすめ

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