【入門】初めての相続手続きマニュアル⑤
相続法実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、複雑な相続手続きを時系列に分かり易く、かつ実務で活用できるように配慮して解説いたします。今回は、相続から4ヵ月以内に行っていただく手続きと相続から10ヵ月以内に行っていただく手続きになります。
〈相続から4ヵ月以内の手続き〉
- 準確定申告・納付の判断・・・税理士へ相談
年の中途で死亡した人の場合、相続人(包括受遺者を含む)が1月1日から死亡した日までに確定した所得金額および税額を計算して、所得税の申告と納税(被相続人住所地の所轄税務署)をしなければなりません。詳細は、下記リンク先のブログをご参照ください。【準確定申告】納税者が死亡したときの確定申告 - FP1級おじさんの日記
〈相続から10ヵ月以内の手続き〉
(相続税申告・納付の判断)
正味財産(財産-債務)が基礎控除額(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超えると相続税の申告・納付が必要になります。詳細は、下記リンク先のブログをご参照ください。人生を豊かにする相続入門⑩ - FP1級おじさんの日記
(遺産分割協議書の作成)
相続税課税の有無にかかわらず、遺産分割協議書は作成しなければなりません。なお、遺産(財産・債務)が漏れなく記載されている場合、遺言書で代用は可能です。詳細は、下記リンク先のブログをご参照ください。人生を豊かにする相続入門⑤ - FP1級おじさんの日記
(名義変更の手続き)
不動産の相続登記は複雑なため司法書士の先生へ依頼することをお勧めいたします。なお、預貯金や金融商品の手続きは各金融機関で異なりますが、詳細は、下記リンク先のブログをご参照ください。人生を豊かにする相続入門② - FP1級おじさんの日記
以上、相続手続きを初めて行う方の参考になるよう解説しましたが、ザックリとご理解いただけましたでしょうか。事前に相続全体の流れを時系列に理解しておけば慌てる必要はないと思います。(備えあれば患いなし)
超高齢社会の日本において、相続問題がこれからより深刻になってくると思います。ご家族の絆を未来永劫つないでいくために是非、この機会を利用して皆さんお元気なうちに相続対策を始めていただければ幸です。(合掌)
