FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

外貨建取引における会計処理⑥

会計実務編

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

前回につづき、今回も「為替予約」について解説していきます。今回は、為替予約における「独立処理」をみていきます。外貨建取引は難しくて、悲鳴が聞こえてきそうですが、頑張りましょう!

 

独立処理

外貨建取引(ヘッジ対象)と為替予約(ヘッジ手段)を別々の取引(独立した取引)として会計処理を行います。

  • 外貨建取引(ヘッジ対象) ⇒ 外貨建取引における会計処理②③の処理
  • 為替予約(ヘッジ手段) ⇒ 為替予約の損益を「為替予約勘定」で処理

 

為替予約(ヘッジ手段)の会計処理フロー〉

  1. 為替予約時 ⇒ 会計処理不要
  2. 決算時 ⇒ 「予約時」と「決算時」の予約レート差額を為替差損益で処理 
  3. 決済時① ⇒ 「予約時」と「決済時」の予約レート差額を為替差損益で処理
  4. 決済時② ⇒ 2.決算時に計上した「為替予約勘定」を取崩し処理

 

独立処理では、ヘッジ対象とヘッジ手段の為替差損益が、決算時と決済時において同時に損益に計上され、ヘッジの効果が適正に損益計算書へ反映されます。

 

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