会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
割賦販売の場合、代金を回収するまでの期間が長く分割払いであることから、代金を回収できなくなる危険性が高くなるため貸倒引当金の設定が必須になります。割賦売掛金に対して貸倒引当金を設定する場合、下記2つの方法があります。
- 割賦債権に対して設定する方法
- 原価相当額(割賦債権-繰延売上利益)に対して設定する方法
また、割賦売掛金が貸し倒れた場合、割賦販売契約にもとづいて商品を取り戻すことができますが、この取り戻した商品を「戻り商品」といいます。なお、戻し商品は、決算時に仕入勘定へ振り替え処理を行います。
〈前期割賦売掛金の貸倒処理〉
- 繰越売上利益の取崩 ⇒ (繰延売上利益)/(割賦売掛金)
- 戻し商品の評価 ⇒ (戻し商品)/ (割賦売掛金)
- 貸倒引当金の取崩 ⇒ (貸倒引当金)/(割賦売掛金)
- 戻し商品損失の計上 ⇒ (戻し商品損失)/(割賦売掛金)
参考:上記仕訳は、(借方)/(貸方)です。