外貨建取引における会計処理②

会計実務編

 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

前回につづき、今回も外貨建取引を解説していきます。今回は、時系列に取引仕訳をみていきます。いつの為替レートで邦貨換算するのかがポイントです。

〈仕訳フロー〉

1. 前渡金支払時　⇒　支払時の為替レート
2. 前受金受取時　⇒　受取時の為替レート
3. 取引発生時　　⇒　取引時の為替レート
4. 代金決済時　　⇒　代金決済時の為替レート
5. 決算時　　　　⇒　決算時の為替レート

〈取引発生時の注意点〉

• 前渡金精算分　⇒　支払時の為替レート　

　　　☆仕入代金は取引時の為替レート　∴貸借差額が買掛金

• 前受金精算分　⇒　受取時の為替レート

　　　☆売上代金は取引時の為替レート　∴貸借差額が売掛金

〈代金決済時の注意点〉

• 買掛金精算分　⇒　取引時の為替レート　

　　　☆決済金額は決済時の為替レート　∴貸借差額が為替差損益

• 売掛金精算分　⇒　取引時の為替レート

　　　☆決済金額は決済時の為替レート　∴貸借差額が為替差損益

次回は、決算時の邦貨換算について解説していきます。お楽しみに！