FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

仕入諸掛(付随費用)について

会計実務編

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

釈迦に説法ですが、企業の営業活動において消費されることにより費用となる資産で、いくら消費したかを数量で把握できるものを「棚卸資産」といいます。棚卸資産は、原則として購入対価に仕入諸掛(付随費用)を加算して取得原価とします。

 

仕入諸掛(付随費用)には、引取運賃・買入手数料・保険料・関税などがあります。上記のとおり、原則として購入対価に加算されますが、「仕入諸掛費勘定」を設ける方法も認められています。委託販売における「積送諸掛費勘定」と会計処理の方法は同様になります。

仕入諸掛費の会計処理

  • 期中処理時 ⇒ (仕入諸掛費)/(現預金)
  • 決算時(期首商品)⇒ (仕入諸掛費)/(繰延仕入諸掛
  • 決算時(期末商品)⇒ (繰延仕入諸掛)/(仕入諸掛費

 

なお、仕入諸掛の売上原価と期末商品への按分計算は、払出単価の決定方法により異なります。払出単価の決定方法は、次回解説します。

 

参考:上記仕訳は、(借方)/(貸方)です。 

  

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