会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
建設業では、請負工事契約にもとづいて物件ごとに建設工事を行います。建設業会計では、この建設工事の過程について特殊な会計処理を行います。
建設業では、建設業の特殊性を考慮した勘定科目で会計処理を行います。
- 売掛金 ⇒ 完成工事未収入金
- 仕掛品 ⇒ 未成工事支出金
- 売上原価 ⇒ 完成工事原価
- 買掛金、未払金 ⇒ 工事未払金
- 前受金 ⇒ 未成工事受入金
- 売上高 ⇒ 完成工事高
※「未成」とは、まだ完成していないという意味です。
<工事原価の会計処理>
- 材料費 ⇒ 購入時に未成工事支出金勘定へ計上
- 労務費 ⇒ 支出時に未成工事支出金勘定へ計上
- 外注費 ⇒ 支出時に未成工事支出金勘定へ計上
- 工事経費 ⇒ 支出時に未成工事支出金勘定へ計上
次回、工事契約に係る認識基準をみていきます。工事収益や工事原価を認識するための基準で、「工事完成基準」と「工事進行基準」があります。