会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、工事契約に係る認識基準のうち「工事完成基準」をみていきます。工事完成基準はシンプルで簡単です。
工事完成基準とは、工事契約に関して、工事が完成し、目的物の引き渡しを行った時点で工事収益および工事原価を認識する方法です。
<完成工事高>
工事が完成し、顧客に引き渡した時点で完成工事高を計上します。なお、工事代金を後日受取る場合、完成工事未収入金で処理します。また、工事代金を前受けしている場合、未成工事受入金で処理します。
<完成工事原価>
完成時までに発生した原価総額を未成工事支出金から完成工事原価へ振り替えます。
次回は、「工事進行基準」を解説します。一転、複雑な会計処理になります。