会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、「圧縮記帳」について解説していきます。圧縮記帳とは、国庫補助金収入や保険差益などに対する一時的な課税を避け、課税の繰り延べを行うための税法上の制度になります。
例えば、国から補助金を受け入れた場合、その金額だけ収益が計上され利益が増加します。そのため、その金額だけ法人税も増えるため、国から受け入れた補助金が税金として、また国へ戻る結果になり補助金としての意味がなくなってしまいます。そこで、圧縮記帳を行って当期の利益を減額することが認められています。
なお、圧縮記帳の対象は、次の資金で取得した有形固定資産になります。
また、圧縮記帳の会計処理には、下記2通りの方法があります。詳細は、次回、解説します。
- 直接減額方式 ⇒ 固定資産圧縮損を計上する方式
- 積立金方式 ⇒ 圧縮積立金を計上する方式