会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、資金調達の手段として利用される「セール・アンド・リースバック取引」を解説していきます。リース会社も色々考えますよね。(笑)
「セール・アンド・リースバック取引」とは、借手がその所有する物件を貸手(リース会社)に売却し、貸手からその物件のリースを受ける取引です。
借手は、「セール・アンド・リースバック取引」を行うことにより、物件の売却により得た売却代金を新たな設備投資や借入金返済に利用することができます。さらに、資産売却後も貸手(リース会社)から物件のリースを受けることにより、その物件を継続して使用することができます。
「セール・アンド・リースバック取引」では、物件の売却に伴う損益を「長期前払費用」または「長期前受収益」として繰延処理し、その後、リース資産の減価償却費の割合に応じて配分し、減価償却費に加減算して損益に計上します。
なお、リースバック取引の条件が「ファイナンス・リース取引」に該当する場合、リース資産の算定方法は、下記の通りになります。
- 所有権移転取引 ⇒ 実際の売却価額
- 所有権移転外取引 ⇒ 実際の売却価額とリース総額の割引現在価値 ∴低い方