会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回から数回にわたり「リース会計」について解説していきます。リース取引は、契約内容によって会計処理が異なりますので注意しましょう。
リース取引とは、機械や備品など、特定の物件の所有者である貸手(レッサー)が、その物件の借手(レッシー)に対し、あらかじめ決めた期間(リース期間)にわたりこれを使用収益する権利を与え、借手(レッシー)は、決められた使用料(リース料)を貸手(レッサー)に支払う取引です。
リース取引は、下記の2通りに分類することができます。
- ファイナンス・リース取引
- オペレーティング・リース取引
さらに、ファイナンス・リース取引は、下記の2通りに分類することができます。
- 所有権移転取引
- 所有権移転外取引
〈ファイナンス・リース取引〉
解約不能とフルペイアウトの2つの要件を満たすリース取引をいいます。
〈オペレーティング・リース取引〉
解約不能とフルペイアウトの要件を一方でも満たさないリース取引をいいます。
※1.解約不能とは
リース期間の中途においてリース契約が解約不能であること、または、法的形式上は解約可能でも解約時に相当の違約金を支払うなど事実上解約不能であること。
※2.フルペイアウトとは
借手(レッシー)が、そのリース物件からもたらされるほとんどすべての経済的利益を受けることができ、かつ、そのリース物件の使用によって生じるほとんどのコストを負担すること。