会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回につづき、「圧縮記帳」をみていきます。圧縮記帳の会計処理には、下記2通りの方法がありました。
- 直接減額方式 ⇒ 固定資産圧縮損を計上する方式
- 積立金方式 ⇒ 圧縮積立金を計上する方式
〈直接減額方式〉
決算時に国庫補助金などの受入益に相当する額を固定資産圧縮損として計上し、新規に取得した固定資産の取得原価を固定資産圧縮損だけ減額する方式です。
(仕訳フロー)
※取得した固定資産の取得原価から圧縮相当額を控除した金額を取得原価とみなして減価償却を行います。
〈積立金方式〉
決算時に国庫補助金などの受入益に相当する額を圧縮積立金として積み立て、減価償却に応じた圧縮積立金の取崩処理を行う方式です。
(仕訳フロー)
- 国庫補助金交付時 ⇒ (現金預金)/(国庫補助金収入)
- 固定資産取得時 ⇒ (固定資産)/(現金預金)
- 決算時① ⇒ (繰越利益剰余金)/(圧縮積立金)
- 決算時② ⇒ (圧縮積立金)/(繰越利益剰余金)※
※決算①の圧縮積立金を取得固定資産と同様の減価償却方法により取り崩します。