会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は特殊商品売買の「未着品売買」を解説していきます。遠隔地の仕入先から商品を仕入れる場合、商品が到着する前に運送会社が発行する貨物代表証券を受け取ります。ちなみに、貨物代表証券には、貨物引換証(陸運)と船荷証券(海運)があります。
未着品売買の会計処理は、手許商品区分法により行われます。手許にない商品を手許にある商品と区分して把握する方法です。
〈手許商品区分法〉※掛発注
- 貨物代表証券受取時 ⇒(未着品)/(買掛金)
- 商品到着現品引取時 ⇒(仕 入)/(未着品)
なお、商品を受け取る前に貨物代表証券を転売した場合には、未着品売上を計上し、その未着品売上原価を未着品勘定から仕入勘定へ振り替えます。振替のタイミングにより下記2つの処理方法があります。
- 期末一括法 ⇒ 決算時に一括して振り替える方法
- その都度法 ⇒ 貨物代表証券を転売の都度振り替える方法
〈仕訳方法〉※掛売上
- 貨物代表証券転売時 ⇒(売掛金)/(未着品売上)
- 未着品売上原価振替時 ⇒(仕 入)/(未着品)
参考:上記仕訳は、(借方)/(貸方)です。