FP実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回につづき、「ライフプランニング(人生設計)」について解説していきます。新型コロナウィルスの影響に伴い生活防衛(家計の見直し)が急務ですが、皆さんの生活が少しでもより良いものになりますように祈念してアドバイスさせていただきます。
お蔭様で大好評の連載となりましたが、今回で最終回です。前回につづき、金融商品への投資について解説していきます。あくまでもFPおじさんの私論であり、最終のご判断は、「自己責任」でお願いしますね。(笑)
〈金融商品への投資〉
金融商品への投資は、ある意味「投機(博打)」です。個別株式、オプション、先物、CFD、FXなどの代表的「ハイリスク商品」で利益を得ることは至難の業です。「価格変動(値動き)」に一喜一憂して、大半の個人投資家は負けます。
一方、世界の中央銀行による金融緩和政策(ゼロ金利政策)により、安定運用のできる金融商品(ローリスク商品)には利益がほとんどない(ノーリターン)状態であり、投資する意味を見出すことができません。
日本人の多くは、銀行に勧められるという理由だけで「投資信託(ミューチュアルファンド)」へ投資されている方も多いかと思います。おまけに、「毎月分配型」というタイプが最も突出しています。
詳細は後日、特集して連載したいと思いますが、「信託報酬」というプロへの手数料が毎年証券口座から引落とされ、かつ分配金の一部は「たこ足配当」の状態(自分のお金が原資)になっていますので、FPおじさんは絶対にお勧めしません。
それでは、金融商品への投資をどうしたら良いのでしょうか?それは、金融大国の米国人の多くが行っている投資方法が最も懸命だとFPおじさんは考えています。それは、「米国個別株式」への長期分散投資(5~10銘柄へ投資)です。
〈米国個別株式への投資(魅力)〉
- 配当金が年4回支払われる。
- 配当金利回りが非常に高い。
- 1株から少額投資できる。
- 世界企業の中で成長性が突出している。
- 日本の証券会社でも投資が可能である。
意外かも知れませんが、米国人は、値上益(キャピタルゲイン)より配当金や利息(インカムゲイン)を重視して金融商品へ投資をしています。しかも、一度投資をすると長期で保有(親から子、そして孫へ)しますので、日々の株価変動(値動き)は、ほとんど気にしていません。
なお、「米国個別株式」への投資の魅力についても、詳細は、後日特集したいと考えておりますので、楽しみにお待ちください。ちなみに、現在の米国個別株式は、あきらかに割高(バブル)であり「全て利益確定(売却)」していただくことをお勧めしています。(自己責任でご判断くださいね。)
以上、国が何とかしてくれる、自治体が何とかしてくれる、会社が何とかしてくれる、という幻想(他人依存型生活)を捨て、自立(主体的独立型生活)できるように人生設計を考えましょう。次回、さらに詳しく解説していきます。(合掌)
参考:「金持ち父さん貧乏父さん」日本オフィシャルサイト