FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

FPが緊急解説!日本株マクロ投資戦略【アフタアベノミクス】④

FP実務編

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

2020年8月28日(金)午後5時、「安倍総理(首相)」が持病悪化により辞任を表明されました。前回につづき、今回も「アフタアベノミクス」の日本株マクロ投資戦略について、解説していきます。

 

〈3本の矢(アベノミクス)〉

  1. 第1の矢 ⇒ 大胆な金融政策(デフレマインドの払拭)
  2. 第2の矢 ⇒ 機動的な財政政策(政府主導による需要創出)
  3. 第3の矢 ⇒ 民間投資を喚起する成長戦略規制緩和

出典:首相官邸ホームページ

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/seichosenryaku/sanbonnoya.html

 

〈第1の矢(大胆な金融政策)〉

アベノミクスの大きな目玉となったのが、デフレからの脱却を確実にするために行った「量的緩和」という大胆な金融政策です。量的緩和策というのは、日本銀行(BOJ)が積極的に国債を購入することでマネーを大量供給し、市場にインフレ期待を醸成させ、これによって実質金利を引き下げる手法です。

 

インフレ期待が生じれば、通貨安となり貨幣価値が毀損した分、株価は上昇するので、資産効果による消費拡大が期待されました。実際、アベノミクスに対して市場は敏感に反応し為替は円安となり、その分、株価は上昇しました。

 

ただ、肝心の設備投資はあまり増加せず、消費者物価指数もデフレ脱却というまでには上昇しませんでした。むしろ円安によって輸入価格が上昇し、これが国内物価を押し上げたという面が大きく、日本人の購買力はむしろ低下しました。

 

労働者の実質賃金が下がり、かつ消費税増税も行われたことで、多くの国民の生活は逆に苦しくなってしまいました。アベノミクス量的緩和策)は、株式市場にはよい結果をもたらしましたが、実体経済には思った程の効果を発揮しませんでした。

 

以上、次回も「アフタアベノミクス」を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。このブログを見て、FPおじさんに賛同していただける同志の方は、是非、TwitterをフォローしてDM(ダイレクトメール)をください。

 

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〈注意〉

上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。

 

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