FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

法人税申告書別表の意味とは

法人税法実務編

 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

税理士事務所に勤務して、日々の業務で法人税申告書の別表を作成していても、なぜ法人税申告書自体を「別表」というのかを理解していない人が多いと思います。FPおじさんが、簿記専門学校の講師の頃、受講生から「本表はどこにあるのですか?」と質問を受けました。(笑)

 

税理士試験でも申告書の書き方が出題されないため、その理由を気にする人が少ないのかも・・・。ということで、今回はその法律的根拠を解説していきます。

 

法人税申告書の様式は、法人税法施行規則に定められています。例えば、確定申告書については、第三十四条(確定申告書の記載事項)に規定があります。

 

法人税法施行規則に附属する別表で様式を規定しているので、法人税申告書自体をそのまま「別表」と呼んでいます。なので、「本表」は存在しません。

 

法律本文で一定のことを決めて、その具体的な様式や内容を列挙するような場合には「別表に定める」というような書き方になっており、法律の最後に別表があります

 

税理士事務所の所員であれば、顧問先の社長から質問されて答えられるように知っておいて損はない知識ですね。(合掌)

 

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