啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈第14編〉人生設計の技術「心の棚卸し」※中略
人間が世の中を渡っていくようすを見てみると、自分で思っているよりも案外悪いことをし、自分で思っているよりも案外愚かなことをし、自分で目指しているよりも案外成功しないものである。
成功を企てながら失敗する者を傍から見ていると、実に抱腹絶倒のバカをやっているようにも思えるけれども、それを企てた本人は必ずしもそれほど愚かでもなく、よくよく事情を尋ねてみれば、それぞれにまたもっともな理由があるものだ。
結局、世の中の事情の変化は生き物であって、前もってその動きを知ることは簡単ではない。そのため賢い人間でも、案外バカなことをしてしまうのである。また、人間が計画を立てるときは、常に大きくなりがちであって、事の難易度、大小や、かかる期間の長さを比較することは、たいへんに難しい。
〈FPおじさんインプレッション〉
FPおじさんは職業柄、起業(脱サラ・会社設立など)をお考えの方からのご相談を受ける機会が多く、福澤諭吉先生の教えをいつもご紹介することにしています。大半の方は、大きな夢を語られますが、事業計画や資金計画が甘く起業は難しいと感じます。
一般的に、起業した個人(会社)が10年後に生き残れる確率は5%です。インターネット社会において世の中が変化するスピードは急速であり、大企業であっても苦戦を強いられている状況です。
アフタコロナ後、物価上昇や金利上昇により企業を取り巻く環境は非常に厳しいものになって行くことを想定して、人生設計(ライフプランニング)をより慎重に計画することが重要です。必要に応じてFP(ファイナンシャル・プランナー)へご相談ください。
出典:現代語訳 学問のすすめ
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