啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈第12編〉品格を高める「演説のススメ」※中略
「演説」というのは、英語で「スピイチ」といって、大勢の人を集めて説を述べ、席上にて自分の思うところを人に伝える方法である。わが国では、むかしからそのようは方法があることを聞かない。寺院の説法が、まあ、これに近いだろうか。
演説をすると、その内容の重要さはひとまずおき、口頭でしゃべるということ自体に、おのずからおもしろみが出てくる。たとえば、文章にすればたいして意味がないようなものでも、口で言葉にすれば、理解もしやすく、人の心を動かすものがあるのだ。限りない趣が出てきて、多くの人を感動させる。
一人の人間の考えていることを多くの人に伝えるのに、スムーズにいくかどうかは、それを伝える方法におおいに関係しているといえる。
〈FPおじさんインプレッション〉
FPおじさんは、大手専門学校で約20年間教員(講師)として働いていました。昨今、流行り病が原因で対面講義(ライブ講義)が減り、オンライン講義(WEB講義)が主流となってしまいました。
福澤諭吉先生がご教示のとおり、「口で言葉にすれば、理解もしやすく、人の心を動すものがあるのだ。限りない趣が出てきて、多くの人を感動させる」ことは間違いありません。学問の修得は、「モチベーション(やる気)」が全てだと思いますので、インターネットの発達に伴う時代の変化は非常に残念に思います。
オンライン講義(WEB講義)で学習した世代が大人になり、メールやSNSによるコミュニケーションが当たり前の世代が創る第5世代は、どのような時代になるのでしょうか。利便性ばかり追いかける現代のインターネット社会を懸念していますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか。
出典:現代語訳 学問のすすめ
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