啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈第16編〉正しい実行力をつける「心と働きのバランスをとれ」※中略
「議論と実行とは両立させなければならない」とは多くの人が言うことだけれども、この言葉自体が議論にとどまり、これを実行する人はたいへん少ない。そもそも議論というのは、心に思うことを言葉として発したもの、あるいは、書き記したものである。
一方、実行というものは、心に思ったことを外に表して、外界の事情に接して処理することである。したがって、実行には必ず制限がある。事物に制せられて、自由を得られないのだ。
「言葉に齟齬(そご)がある」とは、議論に言うことと実行することが一致しないということである。であるから、議論と実行とは、少しも齟齬しないよう、間違いなくバランスを取らなければいけないのだ。
〈FPおじさんインプレッション〉
このブログをご愛読されておられる方の多くは「社会人」の方だと思いますので、日々仕事と向き合いストレスを抱えながら上司や部下・取引様と戦っておられることと思います。(合掌)
FPおじさんが最も嫌いない仕事は、「長く中身のない会議」です。さらに、「議論して決議されたにも関わらず一向に改善しようとしない人」も嫌いです。約30年のサラリーマン人生において「有言実行」の重要性を強く感じています。
起業して成功される社長様や大企業で出世されておられる方を見ていると間違いなく議論と実行に齟齬がありません。齟齬がなければ、「信用」というビジネスにとって最も重要な武器を手に入れることができると思います。
出典:現代語訳 学問のすすめ
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