会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回につづき、減損会計を解説していきます。前回、減損損失の金額測定までの流れをみていきました。減損損失は、原則として固定資産から直接控除しますので、仕訳は下記のとおりになります。
なお、減損処理は、減損の存在が相当程度確実な場合に限り行うため、翌期以降に減損損失の戻入れは行いません。
また、減損処理を行った固定資産については、減損損失を控除した帳簿価額を企業が採用している減価償却の方法に従って処理を行います。
ところで、複数の資産が一体となって独立したキャッシュフロー(CF)を生み出す場合には、資産のグルーピングを行って減損会計を適用します。
〈資産のグルーピング〉
- 工場 ⇒ 土地、建物、機械装置、車両など
- 支店、営業所 ⇒ 土地、建物、車両など
- 投資不動産 ⇒ 土地、建物など
資産グループにおける減損会計の適用は、資産グループ全体で減損損失の認識と測定をし、帳簿価額にもとづく比例配分などの合理的な方法で減損損失相当額を各資産に配分します。
参考:上記仕訳は、(借方)/(貸方)です。