FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

不景気の株高にFPとして思うこと

FP実務編 

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

FPという肩書を持っていると、知人や顧問先の社長様から、「日本の株価はどうなりますか?」と質問を受けます。FPおじさんは、迷わず「分かりません。」と答えます。

 

FPおじさんは大手専門学校の教員時代、FPとして大学で証券外務員資格の課外講座講師を務め、多くの大学生を指導してきました。ある意味、「投資のプロ」です。そのプロがなぜ「分かりません。」と答えるのでしょうか。

 

「投資」の世界は、知れば知るほど恐ろしく、素人が手を出す世界ではないことが分かるからです。今の金融マーケットは、数パーセントの大金持ちが支配する「投機」の世界なのです。

 

「資産運用」で楽をして儲けて不労所得を得ようと考えている多くの人は、必ず失敗して資産を失います。投資は自己責任のため、資産運用を否定はしませんが、「必ず勉強」してから余裕資金で行うのが必須となります。

  

現在、米国株が史上最高値を更新し、日本株も連れ高して上昇しています。各証券会社のアナリストも大半が強気予測を出しています。この楽観的なムードをFPおじさんは、非常に恐ろしいと感じています。

 

株式相場に、「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。」という格言があります。アメリカ経済はともかく、日本経済の状況は良くありません。

 

日本の株価は、日銀の金融政策(アベノミクス)で作られた株価であることは誰もが知っている周知の事実であり、日本のGDPが横ばい(実体経済は成長していない)にもかかわらず、株価は上昇しています。

 

日本は、「バブル経済の崩壊」で何を学んだのでしょうか。このままでは、歴史を繰り返す結果になってしまいます。現在、資産運用をされている方、そして、これから資産運用を考えている方は、今一度、慎重にご検討ください。

 

〈注意〉

上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。

 

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