ビジネス実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、「経営理念が素晴らしく、元気いっぱい頑張っておられる中小零細企業」を応援するために、FPおじさんが推薦する優良企業を不定期でご紹介する企画の第2回です。第2回は、「株式会社三恒(代表取締役:三上正剛様)」です。
FPおじさんは、周りを海で囲まれた小さな島で産まれました。なので、魚が大好きで鮮度や調理法にはかなり煩いのですが、株式会社三恒は、昭和28年創業の水産物の製造および販売をされている企業です。
大阪中央卸売市場にお店を構え、新鮮な魚を消費者に届けるために早朝から頑張っておられますので、頭が下がります。実はFPおじさん、大阪中央卸売市場でアルバイトをしたことがあります。半端なく仕事がきつかった思い出があります。(笑)
さて、株式会社三恒が成長している理由は、ずばり、その経営理念にあると思います。「私達は、いただきますの心を大切にし、日本の食文化を世界中、そして未来に伝え広め、全ての人々の食卓に笑顔と感動を創造し続けます。」
大阪中央卸売市場の水産部門は、過去30年で360社あった仲卸が、現在145社にまで減少し、流通総額も1,500億円から670億円にまで低下しています。流通が多様化し、市場経由で商品が流れなくなったこと、輸入冷凍品が増え、商社がダイレクトに小売店へ販売するようになったためです。
卸売市場の社会的ニーズが減少する中、活路を見出したのが食育イベント「ざこばの朝市」です。過去10年間で38回開催され、延べ20万人の方々が参加されています。卸売市場というインフラの存在価値を見直し、「食文化を共に創造し育む」ことで新しい市場を自ら作り出しました。
経営学では、これを「ブルー・オーシャン戦略」といいます。ブルー・オーシャン戦略とは、競争者のいない新しい価値の市場を創造し、ユーザーに高付加価値を低コストで提供することで、利潤の最大化を実現する戦略です。
アフター・コロナを生き残る企業戦略は、ずばり「ブルー・オーシャン戦略」であるとFPおじさんは考えています。顧客ニーズを引き出し、顧客の期待値を超える価値を提供できるかどうかが鍵(キー)になります。
出典:株式会社三恒ホームページ