ビジネス経営編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、アフター・コロナの世界を生き残るために、京セラの稲盛会長様が考案された最強、かつ不変の経営術「アメーバ経営」を学ぶ特別講義の第7回です。なお、参考図書として、日経ビジネス人文庫「アメーバ経営(稲盛和夫著)」をご準備ください。
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〈第1章(ひとりひとりの社員が主役)〉
- 市場に直結した部門別採算制度の確立(現在の数字)
ファインセラミックスは、当時まったく新しい素材だったので、毎月リピートで注文が来ることは稀であった。いままでにない新製品を受注し納品すると、また、次の新製品を受注するといった状況だった。同じ製品を続けて生産することは少なく、たとえリピート注文があったとしても、競争力が厳しく、次から次へと値下げを要求された。
このような状況では、多くの製造業が一般的におこなっているような、経営の後処理による経営数字では役に立たない。何ヵ月も前の原価データをベースに経営をしていたのでは、つねに変化する市場価格に対応できない。
めまぐるしく変化する市場においては、製品をつくっていく過程で、タイムリーに原価を管理する必要があった。経営者にとって必要なものは、会社はいま、どのような経営状態にあり、どのような手を打てばよいかを判断できる「生きた数字」なのである。
〈FPおじさんインプレッション〉
FPおじさんは、税理士事務所に勤務して中小零細企業の決算を組んでいます。最近では、マネーフォワードやフリーに代表されるクラウド会計ソフトにより、タイムリーな経営数値を社長様へご提供できるようになってきました。
一方で、旧態依然として、領収書や請求書を預かり、税金の計算を行うためだけに年1回決算を組む中小零細企業が大半であることも事実です。いわゆる「どんぶり勘定」で日々の経営を行っており、損益は年1回しか分からない絶望的な状況です。
昨今の新型コロナウィルス感染拡大に伴う経済クラッシュで、どんぶり勘定での経営がいかに危険で不安定なものであるかを思い知らされた経営者(社長)が多いのではないでしょうか。
どのような経営状態にあり、どのような手を打てばよいかを判断できる「生きた数字」を把握するために、最低月1回の月次決算を組んでください。多分、大半の中小零細企業(法人)の場合、顧問税理士の先生がおられると思います。
大半の中小零細企業では、社長様が現場の仕事もされておられるので、多忙で数字は分からないという方も多いかと思われますが、それでは、会社は何も変わらないし、寧ろ衰退の一途を辿ります。
税理士の先生へ積極的に質問して、数字に強い経営者(社長)になってください。「生きた数字」こそ、経営戦略(判断)を練る最強ツールであることは間違いありません。アフター・コロナの時代を生き残るために、勉強しましょう。
以上、多忙な中小零細企業の社長様も多いかとお察しいたしますが、毎日5分、FPおじさんのブログ特別講義で学んでいただければ幸いに存じます。無料ですよ!(笑)
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