ビジネス経営編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、アフター・コロナの世界を生き残るために、京セラの稲盛会長様が考案された最強、かつ不変の経営術「アメーバ経営」を学ぶ特別講義の第31回です。なお、参考図書として、日経ビジネス人文庫「アメーバ経営(稲盛和夫著)」をご準備ください。
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〈第3章(アメーバの組織づくり)〉
- 市場に対応した柔軟な組織(自由度の高い組織だから経営理念が必要)
アメーバ組織は、小集団独立採算制のもとでそれぞれ活動をおこなうため、自由度の高い組織体といえる。それは、人に管理されて働くのではなく、自らが主体性を発揮して仕事に取り組むことで、自己の能力を高めていける組織である。しかし、自由度の高い組織体であるからこそ、リーダーと構成員の経営に対する意識、モラルの高さが問われることになる。
各アメーバは、共通の経営理念のもと、ひとつの会社のなかで、ともに働く運命共同体の一員である。したがって、各アメーバリーダーは、自分の立場を明確に主張しながらも、エゴを捨て、会社全体の利益を考え、人間として正しい判断を下すことが求められる。そのうえで、各アメーバが全体との一体感を持ちながら、個々の採算を追求していかなければならない。
このように、共有すべき普遍的なフィロソフィ、経営理念、価値観がその集団の根底に脈々と流れているからこそ、組織が細かく分かれていても、会社全体があたかもひとつの生命体であるかのように機能することができるのである。
〈FPおじさんインプレッション〉
人に管理されて働くのではなく、自らが主体性を発揮して仕事に取り組むことでき、自己の能力を高めていける組織が実現できれば、従業員は遺憾なく実力を発揮して会社に貢献してくれることは間違いありません。
一方で、京セラのような組織が構築できない会社(企業)が多いのは、何故なのでしょうか。それは、ずばり「経営理念(フィロソフィ)」が無いからです。または、あっても従業員へ周知徹底していないためです。
以前ブログで、「マズローの5段階欲求説」を解説しましたが、本来、従業員は「給与」をもらうためだけに働いているわけではありません。会社において、「自己実現」や「自己承認」を求め人生を賭けて働いているのです。
経営者(社長)の方は、自身の夢を追いかけるだけではなく、従業員をリスペクトして「夢を共有(シェア)」してください。そのためには、「経営理念(フィロソフィ)」が必須(マスト)なのです。
以上、多忙な中小零細企業の社長様も多いかとお察しいたしますが、毎日5分、FPおじさんのブログ特別講義で学んでいただければ幸いに存じます。無料ですよ!(笑)
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