ビジネス実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、アフタコロナを生き残るための唯一無二の経営思考「breakthrough(ブレイクスルー)」を構築していただく講義の第20回(最終回)です。自ら新しい価値(仕事)を創造し、硝子の天井を突き破る起業家マインドを鍛えてください。
なお、FPおじさんは、大学教授(博士)ではありませんので専門家の皆さんからすると稚拙な内容かもしれません。ただ、実務家として中小零細企業の現場でお役に立つ内容を講義できれば幸いです。
〈第20回講義〉
さて、前回までに「財務の視点」「顧客の視点」「業務プロセスの視点」の解説を行いました。いよいよ最後の「学習・成長の視点」の解説に入ります。この視点は、FPおじさんが人生を懸けて大手専門学校の教員時代に提唱した「社会人教育(生涯教育)」そのものです。
「義務教育(偏差値教育)」では、文部科学省のルールに従い受験のために詰め込み教育が行われます。人を偏差値によりランク付けして職業を割り当てる戦後の教育システムは、日本の高度成長時代においては有効でした。
一方、インターネット(IT)が普及した現代成熟社会においては、その情報を活かす「生きた智慧」が必要だと思います。福澤諭吉先生の「学問のすすめ」には、「実学を学びなさい。」と書かれています。
アフタコロナは、将に「実学(生きた智慧)」を学ばなければ生き残れないと思います。もう少し分かり易く表現すると「お金の教養」を身に付けて欲しいということです。
日本人のファイナンシャル・リテラシーは、先進国であるにも関わらず諸外国と比較すると最下位レベルだと思います。「資産運用」「社会保険」「生命保険」「不動産」「税金」などの人が生きて行くためのリテラシーを社会人の常識として今直ぐ身に付けてください。
FPおじさんは、「FP(ファイナンシャル・プランニング)」を義務教育にすべきだと長きにわたり訴えています。国民1人当たりの労働生産性を上げるためには、安心して社員(従業員)が働ける智慧を授けることだと思います。
「魚を与えず、魚の釣り方を授ける。」ことで、国民一人一人が自ら考え行動し、夢の実現に向けて第一歩を踏み出せると思います。企業の経営者(社長)の方は、自社のマネジメントに直結する研修は無論、「ファイナンシャル・リテラシー研修」を取り入れてみてください。
以上、全20回にわたるBSC講義、お疲れ様でした。お蔭様で大好評の中、最終講義までたどり着くことができました。今後、何か取り上げて欲しいテーマがあれば、リクエストしてくださいね。お待ちしております!(合掌)
出典:日本BSC学会ホームページ
https://bsc-japan.jimdofree.com/