歯科経営実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、歯科医業経営コンサルティング講義の第17回目になります。なお、公益社団法人日本医業経営コンサルタント協会様のテキストを参考にさせていただき、ポイントを整理していきたいと考えております。
〈歯科医院コンサルティングマニュアル(中級編)〉
https://books.rakuten.co.jp/rb/16257464/?l-id=search-c-item-img-01
〈第3章 歯科医院の経営改善支援〉~第3節 経営戦略の推進管理~
FPおじさんは税理士法人に勤務しており日々、歯科医院と向き合っています。医院長には色々なタイプの方がおられますが、やはり経営数値に興味のある方の医院は売上を大きく伸ばしています。
医院長は歯科医師であると同時に経営者のため、税理士の先生へ丸投げではなく積極的に経営に関与されることで医院に活気が出てきます。経営数値を理解しスタッフと共に経営改善することをお勧めします。
歯科医院では20代の若い歯科衛生士や歯科助手、受付が歯科医師に対して提案や問題提起をしづらい状況がありますが、良い歯科医院は現場レベルでの改善活動が活発です。この現場レベルでの改善活動のことを「QCサークル運動」といいます。
また、経営戦略の推進と現場での改善活動のベクトルを合わせ、経営改善に向けてパワーを集結し経営の品質を向上させるという考え方を「TQM(トータルクオリティマネジメント)」といいます。
経営状況は可能な限りスタッフと共有して医院長だけが一人で悩まず、医院全体でのチーム戦がベストだとFPおじさんは考えます。なお、チームで共有していただきたい管理項目は下記のとおりです。
〈経営管理項目(参考)〉
- 保険売上、自費売上、チェア売上、DR売上、DH売上
- 患者数(初診・再初診・再診)、キャンセル率、チェアタイム
- レセプト枚数、保険点数(1日・月間)、月回転数 、etc
なお、保険収入の増加はレセプトデータ分析で要素分解して検討することにより、その増加要因を明らかにすることができます。詳細は、顧問税理士の先生や歯科経営コンサルタントへ相談してみてください。
以上、新型コロナウイルスの一日も早い収束を心から祈念しながら、気合を入れてブログ講義していきたいと思います。皆さんも全集中水の呼吸でブログを読んでくださいね。(合掌)
出典:歯科医院コンサルティングマニュアル(中級編)