啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈初編〉学問には目的がある「恐れず行動せよ」※中略
人にはそれぞれの社会的役割や才能というものがある。才能や人間性を身につけるには、物事の道筋を知る必要がある。自分の社会的役割をきちんと認識し、その重さを考え、卑しいことはしないようにすべきである。
世の中で学問のない国民ほど哀れで憎むべきものはない。知恵がないのが極まると恥を知らなくなる。自分の無知ゆえに貧乏になり、経済的に追い込まれたときに、自分の身を反省せずに金持ちをうらんだり、はなはだしくなると、集団で乱暴をするということもある。これは恥知らずであり、法を恐れない行為である。
世の中の法律を頼りにして、身の安全を保って社会生活をしているにもかかわらず、依存するところは依存しておきながら、都合が悪くなると自分の私利私欲のために法律を破ってしまうやつがいる。矛盾していないだろうか。
大事なことは、人としての当然の感情に基づいて、自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を得て、それぞれの社会的役割にふさわしい知識や人間性を備えることだ。
〈FPおじさんインプレッション〉
税理士法人に勤務していると、サービス業、製造業、建築業、医業など様々な業界の方とお会いする機会があります。その度に、社会は色々な人に支えられていることを実感しています。
そろぞれの業界にはその道のプロが存在しており、才能や人間性を磨くために人生を掛けて学び「物事の道理」を極めていると思います。自分の社会的役割をきちんと認識し、その重さを考え、卑しいことは絶対にしません。
FPおじさんは、偉大な野球選手「イチロー」さんの大ファンです。オリックス時代から、メジャーリーガーになられるまで、その「考え方」や「生き様」を追いかけて学ばせていただきました。
常識的に考えて難しいとは思いますが、日本国民全員が「イチロー」さんのようなマインドセットで自分と向き合い、向上心をもって学問を志せば誰もが「幸せな人生」を歩むことができると思います。
出典:現代語訳 学問のすすめ
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