啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈初編〉学問には目的がある「自由とはわがままのことではない」※中略
学問をするには、なすべきことを知ることが大事である。人が生まれたときは、自由であるけれども、ただ自由だからと言って「分限(義務)」を知らなければ、わがまま放題になってしまう。
その分限とは、天の道理に基づいて人の情にさからわず、他人の害となることをしないで、自分個人の自由を獲得するということだ。自由とわがままの境目というのは、他人の害となることをするかしないかにある。
ある人がやりたい放題やるのは、他の人の悪い手本になって、やがては世の中の空気を乱してしまう。人の教育にも害になるのであるから、浪費したお金はその人のものであっても、その罪は許されないのだ。
〈FPおじさんインプレッション〉
福澤諭吉先生は、「事実を押さえて、客観的に見極め、物事の道理をつかまえる」ためには、「生きるための智慧」を身につけることが必要であり、その智慧こそが「実学(生きるための学問)」であることを初編で述べられています。
ただし、その前提として、各人がなぜ学ぶのかという人生の目的(なすべきこと)を明確にする(知ること)が大切であることを強調されています。誰もが生きるために学び、そして働くことは当たり前であり、その学びを通して社会を良くしていくことこそが重要だとFPおじさんは理解しています。
さらには、「人の情」を大切に「他人に迷惑」を描けない、という当たり前ではあるけれど、十分にできない道理を述べられています。私達1人1人が、「自由」と「わがまま」の違いを常に意識して生きることで、より良い社会が実現できることを祈ります。
出典:現代語訳 学問のすすめ
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