FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

【人生の教科書】「学問のすすめ」から学ぶ実学③

啓蒙思想

こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された学問のすすめちくま新書」をご準備ください。

 

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〈初編〉学問には目的がある「自由とはわがままのことではない」※中略

学問をするには、なすべきことを知ることが大事である。人が生まれたときは、自由であるけれども、ただ自由だからと言って「分限(義務)」を知らなければ、わがまま放題になってしまう。

 

その分限とは、天の道理に基づいて人の情にさからわず、他人の害となることをしないで、自分個人の自由を獲得するということだ。自由わがままの境目というのは、他人の害となることをするかしないかにある。

 

ある人がやりたい放題やるのは、他の人の悪い手本になって、やがては世の中の空気を乱してしまう。人の教育にも害になるのであるから、浪費したお金はその人のものであっても、その罪は許されないのだ。

 

〈FPおじさんインプレッション〉

福澤諭吉先生は、「事実を押さえて客観的に見極め物事の道理をつかまえる」ためには、「生きるための智慧」を身につけることが必要であり、その智慧こそが「実学生きるための学問)」であることを初編で述べられています。

 

ただし、その前提として、各人がなぜ学ぶのかという人生の目的なすべきこと)を明確にする知ること)が大切であることを強調されています。誰もが生きるために学び、そして働くことは当たり前であり、その学びを通して社会を良くしていくことこそが重要だとFPおじさんは理解しています。

 

さらには、「人の情」を大切に「他人に迷惑」を描けない、という当たり前ではあるけれど、十分にできない道理を述べられています。私達1人1人が、「自由」と「わがまま」の違いを常に意識して生きることで、より良い社会が実現できることを祈ります。

 

出典:現代語訳 学問のすすめ

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