FP実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は、ソフトバンクGと親密なメガバンク「みずほFG(フィナンシャルグループ)」の経営状況について、FP1級であるFPおじさんが、解説していきます。
みずほFGは、ソフトバンクが行った英国半導体設計大手「ARM(アーム)」の買収の際、1兆円を融資して度肝を抜かせました。また、フィンテック会社「J.Score(ジェイスコア)」を共同設立しています。
ソフトバンクGの経営危機については以前のブログで解説しましたが、万が一、ソフトバンクGが破綻した場合、みずほFGへの影響は絶望的なものになる可能性が高く、非常に危険な状況であることを理解しておく必要があります。
みずほFGの株価は、10月11日終値160.1円で年初来安値150円を目指す展開で軟調に推移しています。理由は、下記当期純利益の推移を見れば一目瞭然です。
- 2017年3月期 当期純利益603,544百万円(EPS23.86円) ※税引後
- 2018年3月期 当期純利益576,547百万円(EPS22.72円) ※税引後
- 2019年3月期 当期純利益 96,566百万円(EPS 3.80円) ※税引後
上記の通り、利益は出ていますが恐ろしい程、当期純利益が減少しています。さらに、2019年3月期の決算短信(決算説明資料P5)を確認したところ、リスクのある有価証券への投資が29兆円もありました。
ここで注目して欲しいのは、ハイリスクの有価証券への投資が16兆円(外国債券7.9兆円+株式3.5兆円+その他4.6兆円)もありました。FPおじさんが気になったのは、「その他4.6兆円」です。これは何だ?決算説明資料には明記されていません。隠しているのか・・・怪しい。さらに調べてみると、「その他」は、下記ではないかと思われます。(ネット情報)
- 仕組債
- 匿名投資
- オフショア
- ペーパーカンパニーへの投資
何と超ハイリスク商品ではありませんか・・・。これは銀行が投資してよい投資先なのでしょうか。一瞬で投資が焦げ付くリスクがあります。景気悪化により、ソフトバンクGを含めて投資先がダウンしてしまった場合、みずほFGが受けるダメージは相当なものになると思われます。2008年リーマンショックで何が起こったか思い出しましょう。
これからできる自己防衛をしっかり行い、自己責任でこれから来る難局に立ち向かう必要があります。FPおじさんも可能な限り、このブログで情報発信していきます。
〈注意〉
上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。
出典:ヤフーファイナンス
https://profile.yahoo.co.jp/consolidate/8411
出典:みずほFG決算短信
https://www.mizuho-fg.co.jp/investors/financial/tanshin/index.html?rt_bn=fg_top_main_ctg2