FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

所得税法

個人開業医の概算経費(措置法26条)②

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回につづき、「概算経費(措置法26条)」について解説していきます。今回は、具体的な計算方法をみていきます。医師の先生がご自身で確定申告することはなく、税理士事務所等へ依頼されると思いますので…

個人開業医の概算経費(措置法26条)①

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、個人開業医(医師および歯科医師)の事業所得を計算する際に検討する必要がある「概算経費(措置法26条)」について解説していきます。FPおじさんは、歯科医師の先生を担当しております。(笑) 〈…

所得税の予定納税について②

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回につづき、所得税の予定納税について解説していきます。今回は、その年の所得税及び復興特別所得税の見積額が少なくなる人のための「予定納税の減額申請」についてみていきます。 その年の6月30日の現…

所得税の予定納税について①

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 全国の税理士事務所の同志よ。確定申告実務、お疲れ様です。連日の残業で大変ですが、3月16日(月)まで頑張りましょう!FPおじさんは、45名様の個人確定申告を行いながら、法人月次決算があり奮闘してい…

中小企業者(個人)の少額減価償却資産

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、「中小企業者(個人)の少額減価償却資産の取得価額の必要経費算入の特例制度」について解説しておきます。中小企業者(法人)にも同じような制度がありますが、今回は個人事業主を前提に確定申告…

国税庁公表の認定利息について

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、国税庁ホームページで公表されている「認定利息」について解説していきます。会社(法人)の決算で計上漏れがあると税務調査で指摘されるリスクがありますので注意してください。(笑) 会社(法人…

令和元年分の税務署提出法定調書④

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回につづき、税務署へ提出する法定調書について解説していきます。今回は、「不動産の使用料等の支払調書」についてみていきます。中小零細企業では、事務所家賃や駐車場代の支払い等が該当します。 〈支…

令和元年分の税務署提出法定調書③

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回につづき、税務署へ提出する法定調書について解説していきます。今回は、「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」についてみていきます。中小零細企業では、税理士や社会保険労務士の先生などへの支…

令和元年分の税務署提出法定調書②

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回につづき、税務署へ提出する法定調書について解説していきます。今回は、「給与所得の源泉徴収票」についてみていきます。会社員(サラリーマン)の皆さん、勤務先から源泉徴収票を受け取りましたか?…

令和元年分の税務署提出法定調書①

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ この時期、税理士事務所では1月末期限で税務署へ提出する法定調書や各自治体へ提出する給与支払報告書、さらに償却資産税申告書の作成に追われています。FPおじさんも担当顧問先の対応で多忙を極めていま…

令和2年(2020年)施行の所得税法改正③

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回につづき、今回も会社員(サラリーマン)の皆さんにも関係のある所得税の改正について、解説していきます。今回の改正では、高所得者は増税になり厳しい内容になっています。そのため、一定の要件を満…

令和2年(2020年)施行の所得税法改正②

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回につづき、今回も会社員(サラリーマン)の皆さんにも関係のある所得税の改正について、解説していきます。給与所得控除額の引き下げとバランスを取る形で、基礎控除額が引き上げられますが、高所得者…

令和2年(2020年)施行の所得税法改正①

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回から、会社員(サラリーマン)の皆さんにも関係のある所得税の改正について、解説していきます。高所得者への増税が改正のポイントになります。昨年、消費税を増税した直後でもあり、低所得者へ配慮し…

令和元年(2019年)分の所得税確定申告

所得税法編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 令和元年(2019年)が終わり、個人の所得(事業所得、不動産所得、給与所得など)が確定するため、いよいよ個人所得税の確定申告(毎年2月16日~3月15日)が始まります。 全国の税理士事務所では、超繁忙期を…

給与所得者の年末調整⑩

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、「給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書」について解説していきます。初年度は年末調整が受けられないため、ご自身で税務署にて確定申告を行ってください。なお、「住宅取得資金に係る借入金の…

給与所得者の年末調整⑨

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回に続き、「給与所得者の保険料控除申告書」について解説していきます。今回は、「小規模企業共済等掛金控除」についてみていきます。 〈概要〉 納税者が小規模企業共済法に規定された共済契約に基づく…

給与所得者の年末調整⑧

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回に続き、「給与所得者の保険料控除申告書」について解説していきます。今回は、「社会保険料控除」についてみていきます。 〈概要〉 納税者が自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族の負担…

給与所得者の年末調整⑦

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回に続き、「給与所得者の保険料控除申告書」について解説していきます。今回は、「地震保険料控除」についてみていきます。 〈概要〉 納税者が特定の損害保険契約等に係る地震等損害部分の保険料又は掛…

給与所得者の年末調整⑥

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 前回に続き、「給与所得者の保険料控除申告書」について解説していきます。今回は、「生命保険料控除」についてみていきます。 〈概要〉 生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料を支払った場合に、一…

給与所得者の年末調整⑤

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、「給与所得者の保険料控除申告書」について解説していきます。この申告書は、生命保険や地震保険などに加入している場合に会社へ提出します。この書き方は、慣れていないと案外難しいです。(笑) …

給与所得者の年末調整④

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、「給与所得者の配偶者控除等申告書」について解説していきます。この申告書は、「配偶者控除」および「配偶者特別控除」を受ける場合に提出します。 〈配偶者控除〉 控除対象配偶者(生計を一にす…

給与所得者の年末調整③

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、「給与所得者の扶養控除等申告書」について解説していきます。この申告書は、配偶者や扶養親族の有無に関わらず、会社員(サラリーマン)全員が会社へ提出しますが、必要に応じて下記の記入欄へ申…

給与所得者の年末調整②

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、所得税の年末調整に必要な「申告書類」について、解説していきます。必要に応じて勤務先の会社へ期限厳守にてご提出ください。期限に遅れるとご自身で確定申告を行い、所得税の精算をする必要があ…

給与所得者の年末調整①

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 12月(師走)入りし、早いもので令和元年も1ヶ月を切りました。大企業も中小企業も所得税の年末調整の時期となり大忙しですよね。FPおじさんも担当顧問先様の年末調整に追われています。年内ラスト3週間…

個人事業主の廃業等届出書

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、「個人事業主の廃業等届出書」について解説していきます。個人が廃業する場合、下記の書類を遅滞なく届出する必要があります。個人の場合、法人(会社)と比べて比較的シンプルです。(笑) 〈税務…

源泉所得税の納期特例申請

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 今回は、以前ブログで解説した源泉所得税の納期特例の「承認申請に関する手続方法」についてみていきます。 源泉所得税は、原則として徴収した日の翌月10日が納期限となっています。ただ、毎月の納付は正直…

源泉所得税等の過誤納金について

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ このブログを始めて最初に解説した源泉所得税等について、過誤納金(誤って納めすぎた税金)がある場合の対応方法についてみていきます。対応方法には、下記の2通りの方法があります。 〈還付してもらう方…

役員や使用人に支給する食事

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 役員や使用人に支給する食事は、次の二つの要件をどちらも満たしていれば、給与として課税されません。 1.役員や使用人が食事の価額の半分以上を負担していること。 2.次の金額が1か月当たり3,500円(…

通勤手当の非課税限度額

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 通勤手当の非課税限度額の上限額が、平成28年度の税制改正により10万円から15万円に引き上げられ1ヶ月当たりの非課税限度額は、次のようになっています。 1.交通機関又は有料道路を利用している人に支給…

源泉徴収税額表の種類と使い方

所得税法実務編 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪ 給与等を支払うときに源泉徴収をする所得税及び復興特別所得税の額は、「給与所得の源泉徴収税額表(月額表及び日額表)」又は「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」(以下これらを「税額表」といいま…